サッカーの日本代表と対戦するトーゴ代表が13日、試合の24時間前に成田空港にようやく来日した。W杯予選の敗退が決まり、アフリカからの大移動で疲労 困ぱいのメンバーは、エースのFWエマニュエル・アデバヨル(25)=マンチェスター・シティー=の不参加だけでなく、わずか14人の来日となった。日本 サッカー協会の犬飼基昭会長(67)は大黒柱抜きの来日に怒りを爆発させながらも、日本協会のマッチメークが赤っ恥をかく形となった。
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来日直前まで交渉を続けたが、岡田ジャパンが対戦を楽しみにしていたアデバヨルはいなかった。トーゴ代表は、W杯予選を戦ったカメルーンを出発し、スイ ス、フランスを経由。約30時間をかけ、成田空港に到着したのはキックオフのわずか24時間前で、予定されていた公式練習と記者会見が中止された。
しかも、選手は14人だけという寂しい陣容。ベリ監督は「アデバヨルは、クラブの方からプレッシャーがかかった。長旅をさせるのはダメといわれた。私の領 域を超えている」と所属クラブに責任を転嫁。さらに、W杯予選敗退で「モチベーションは確かにきつい。ビザの関係で14人になって、心配している。来日が 遅れたのは飛行便の乗り継ぎが間に合わなかったから」と、表情を曇らせた。
今回の3連戦が、貴重な強化試合になるはずだった岡田ジャパ ンにとっては大誤算だ。戦力半減のトーゴ代表に、犬飼会長は「来日が14選手。ふざけるな!アデバヨルが来ないだけで値段(ギャラ)が変わる」と怒りを爆 発させた。試合の契約料は1億5千万円(推定)で、大幅な減額が予想される。
続けて「運悪く予選でこけちゃった。(スコットランド、トーゴと)マッチメークしたときは想像できなかった」と不可抗力を強調したものの、とんだ赤っ恥をかかされたことも確か。マッチメークの甘さが浮き彫りになり、W杯本番へ暗雲が漂った。
同会長は「今月末に欧州に行くが、現地で向こうの会長に直談判する。アウェーでやらないと(強化試合が)足りない。11月から1月まで試合を組みたい」と 断言。1泊3日の“弾丸ツアー”を強行する方針で「2月でも暖かい国ならやれる」と、南米遠征でのアルゼンチン戦実現まで視野に入れた。
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